
装置仕様
| マイクロ波出力 | 0.2~3kW |
| 熱風温度 | 室温~120℃(吹き出し温度) |
| 加熱炉寸法 | 幅700mm、奥行き700mm、高さ700mm |
| ターンテーブル | φ600mm |
3kWマイクロ波バッチ式加熱装置の特長
空冷式発振器による優れた設置性
空冷式発振器を2台搭載し、合計3.0kWのマイクロ波出力を持っています。
空冷式であるため、冷却水などの設備が不要で、設置場所を選ばないという大きなメリットがあります。
これにより、研究室や試験スペースなど、様々な環境での運用が容易であり、必要に応じてレンタルでの利用も可能です。
熱風・蒸気併用で多彩な実験に対応
熱風併用: 最高120℃の熱風を併用できます。特に乾燥実験においては、マイクロ波による内部加熱と熱風による外部からの熱供給を組み合わせることで、炉内温度を安定させつつ、効率的な乾燥が可能です。
これにより、製品の結露防止にも役立ちます。
蒸気導入: 小型ボイラを接続することで、蒸気の導入も可能です。
蒸気は加熱だけでなく、殺菌や特定の化学反応の促進にも利用できるため、実験の幅がさらに広がります。
バッチ式による柔軟な運用
バッチ式であるため、多様な形状やサイズのワーク(加熱対象物)を一度に処理することができます。
プラスチック、ゴム、食品、農産物、セラミック、木質材、繊維など、幅広い材料の研究開発やプロセス改善に活用可能です。
活用するメリット
1. 手軽な導入と幅広い用途
空冷式であるため設置が容易であり、少量のサンプルで様々なマイクロ波加熱の可能性を試すのに適しています。
初めてマイクロ波加熱を検討する場合や、複数の異なる材料での効果を検証したい場合に非常に有効です。
2. 効率的なハイブリッド加熱の検証
マイクロ波の内部加熱特性(急速加熱、クリーン、均一加熱など) と、熱風や蒸気による外部加熱を組み合わせることで、各加熱方式のメリットを最大限に引き出す最適な加熱条件を見つけられます。
特に乾燥プロセスでは、マイクロ波で内部の水分を急速に動かし、熱風で表面の蒸発を促すといった相乗効果が期待できます。
3. プロセス開発の加速
加熱時間の大幅な短縮 や省エネルギー化 といったマイクロ波加熱のメリットを、この装置で実証できます。
これにより、量産化に向けたプロセス開発を迅速に進めることが可能になります。
4. 品質向上への貢献
均一な加熱や低温での処理(蒸気を活用した場合など)により、ワークの品質劣化を防ぎ、製品の均一性や歩留まりの向上につながるデータ取得が可能です。
この3kWマイクロ波バッチ式加熱装置は、マイクロ波加熱の基礎研究から応用開発まで、幅広いニーズに応える柔軟性と機能性を備えた強力なツールです。